京都大学が国内外向けに講義や講演を無料公開している「京都大学オープンコースウェア(OCW)」。大学側が一時、事業終了を発表し、先行きが不透明な中、京大生の有志が、京大OCWを見られるサイトを立ち上げた。発案は、OCWに強い思い入れのある大学院生。サイトが完成し、SNSでは「ナイスジョブ」と、評判になっている。
新たなサイトは、「OCW Central」(https://ocwcentral.com/)。京大大学院情報学研究科知能情報学専攻の修士1回生、大戸康隆さんが発案した。8月4日、京大はOCWの運用を担ってきた学内のセンターの廃止と、OCWサイトの閉鎖を発表した。それを受け、大戸さんはその日のうちに、研究室の仲間に相談。代替サイトを作成することを決めた。
大戸さんが「OCW閉鎖」のニュースに素早く反応したのには、訳があった。
大戸さんは群馬県出身。高校…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル